最近特に気になって読んでいる本
テクノロジーが人間から時間を奪うようになった経緯が面白くて
ウォークマン:散歩中や通勤中など特定の時間に入り込む
iPod:朝から晩まで人の生活全般に入り込む
iPhone:朝から晩まで、わずかな隙間でさえも人の注意を奪う
だそうだ
それにしても我々は「一人になりたい」とか「時間が欲しい」とかいう割には貴重な時間をデバイスを操作することに費やしてしまうのはなぜだろうか?
おそらく根底には「暇に対する恐れ」のようなものがあるのではないかと思う
昔こんな本を読んだ
人類は狩猟採集生活から農耕生活へと移行する過程で暇を手に入れた
そして暇な時間にどうでもいいことを考えるから科学や文明が発達した、という論
暇を恐れる精神は人間の本能にインプットされているのでなかなか変えられないだろう
一方でその恐れを有効活用すれば科学や文明を発展させることもできる
暇な時間にスマホをいじるだけではおそらくそういうことにはならないだろうと思う